宿命の巫女 ニニアン【FEHユニット評価・紹介】
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見た目通りの儚げヒロイン ニニアン
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HP 攻撃 速さ 守備 魔防 総合値
42 24 33 23 27 149
武器:光のブレス+
補助:踊る
奥義:-
A:-
B:離脱の行路3
C:竜盾の鼓舞
特筆すべきはやはり再行動持ちユニットであるという点。
自立性
再行動ユニットは他のユニットと組み合わせてこそ真価を発揮する。その観点からすると自立性はないようにも思えるが、兵種バフ持ちのキャラとは違い、再行動ユニットは組み合わせる相手を選ばない。
もちろん特別相性の良い組み合わせはあるが、基本的にはアタッカーと一緒に使えばそれだけで仕事をしてくれるのが再行動ユニットだ。
手軽さ
最低限【踊り】さえ覚えていれば役割を果たしてくれる。 ニニアンに求められるのは踊ることであり、その他は二の次、できればそれに越したことはないという程度だ。
これはオリヴィエで実感した人も多いだろう。
大英雄戦などにおける低レアリティクリアではオリヴィエは常連だ。それほどまでに【踊り】は有用である。
【踊り】さえ習得できれば活躍してくれるので、再行動ユニットは総じてかなりお手軽なユニットとなっている。
Bスキルの【離脱の行路】との相性も良いので、そのままでもいろいろ悪い事ができる。
成長余地
再行動持ちは…アクア、オリヴィエ、舞踏祭verのアクア、オリヴィエ、シグレ、アズール
舞踏祭ガチャによって一気に種類が増え、とても全員と比較なんてやっていられないので、同じ青色のアクアとシグレに絞るとこんな感じ。
ニニアン:42 24 33 23 27 149
アクア:36 31 33 21 28 149
シグレ:34 31 29 21 24 139
Oh……
一人だけ貫禄の攻撃基準値24、一応攻撃上昇個体なら4上がって28になるのは救い。
上には書いてないけど実はオリヴィエの攻撃は28なので、攻撃上昇でやっと互角である。
竜特有の総合値の高さがあれば良かったのだが、残念ながら総合値もアクアと全く同じ。竜であることから差別化はできているが、明確に勝っている点というのは耐久力くらいか。現状ではお世辞にもアクアに勝っているとは言いづらい。
入手難易度
星5限定キャラなので当然入手難易度は高い。
ピックアップ自体は他キャラと比べて多く、大英雄祭に選ばれたこともあるので、持っている人は多いと思う。だが、これから入手するのは厳しいところがある。
期間限定の超英雄である舞踏祭キャラに比べたらマシだが。
簡単に入手できる踊り子の筆頭としてオリヴィエが存在しているのもニニアンにとっては向かい風になっている。
役割
なんだか再行動ユニットであるという部分以外では散々に思えるニニアンだが、ユニットとしての特徴はそれなりに多く、(強いかは別として)他のキャラとの差別化自体は容易である。
再行動持ちかつ竜である
今のところ二つの要素を併せ持つのはニニアンのみ。攻撃が低いのでそこまでオススメはしないが、竜の特権である遠反武器【雷のブレス】を継承することもできる。
今後、竜が強化されたら一気に評価があがることも考えられる。
竜盾の鼓舞持ち
騎馬、飛行、重装とそれぞれの兵種には専用のバフがあるが、竜の専用バフはなんとこれだけ、しかも持っているのもニニアンだけという超貴重スキル。
一通りの紹介はこんなところ。
踊り子というアドバンテージがあるので当たりキャラであることは変わらないが、再行動ユニットの中では微妙な立ち位置にあるのも避けられない事実。
不遇と優遇どちらも併せ持ったニニアン。このイラストに心を奪われ「ぜひ使いたい!」という人も少なくないだろう。
私がそうだ!
一人のニニアン使いとして、自分がどんなスキルを継承してどう使っているのか、参考の一つにでもしてほしい。
カスタマイズの一例
私が継承したスキルは【月光】【獅子奮迅3】【守備の鼓舞3】
ほとんどそのまま空いている場所を埋めただけのような構成だ。【守備の鼓舞3】に至ってはフレデリクから月光のついでにもらった感まるだしである。
「【相性激化】じゃなくて【獅子奮迅】なのはヒナタが余っていたからかな」
そんな声が聞こえてきそうだが、そうでもない。【獅子奮迅】には選んだ理由がある。
速さ↑のニニアンが出なかったんだよ
速さ33という値は相当に微妙なラインだ。
たいていのアタッカーは個体値、スキル、バフを駆使して速さ40超えを目指している気がするので、けっこう追撃を食らう。せっかく40を超えるHPがあるのに追撃を食らったら意味がないので、ぜひとも速さが欲しい。
獅子奮迅は便利なスキルで単純にステータスを水増しできる。連戦のような自傷ダメージの辛いステージでなければ誰につけてもそれなりに活躍する。戦闘後の自傷ダメージも【離脱の行路】を持つニニアンにはむしろメリットだ。
単純に被ダメを減らし、与ダメを増やすのは【相性激化】が向いているが、速さを上げて追撃阻止、耐えつつもHPを減らしてスキルの条件を満たす、といった点では【獅子奮迅】に軍配があがる。
もちろん【獅子奮迅】にこだわらなくても、【剣殺し】や聖印【速さ3】、他ユニットの速さバフなど他にも方法はある。私が選んだのが【獅子奮迅】だっただけだ。
ニニアンのABスキルの組み合わせ例をいくつか出しておこう。
- A【相性激化】 B【切り返し】or【剣殺し】
より戦闘面を強くしたいと考えるのであればこれ。やはり、火力と耐久どちらもあげれる【相性激化】は偉大。ただ速さのサポートは必須なので、追撃を狙えるように【切り返し】や【剣殺し】をつけると良い。
【相性激化】がある状態でHP40超えはなかなか【離脱の行路】が発動しないというのもある。
- A【獅子奮迅】 B【救援の行路】
逆に完全にサポート特化にするのであれば、Aは不利相手にさらに不利になる【相性激化】は微妙だ。一戦たりともニニアンに戦闘させないつもりなら不足の事態であっても生き残れることを優先した方が良い。【離脱の行路】も当然発動しないので【救援の行路】の方が良いだろう。
- A【獅子奮迅】 B【離脱の行路】
私のように耐久の高さとサポート能力どちらも活かしたいという人にはこれ。マークス、アイク、エルトシャンといった魔防の低い赤剣を受けつつ【離脱の行路】で驚異的な機動力を得ることができる。
【雷のブレス】ってどうなの?
竜の特権ともいえる武器、それが遠反内蔵の【雷のブレス】だ。
せっかくニニアンも竜なのだし着けたくなる気持ちはあるが、その前に少し考えてみたい。
……ニニアンに【雷のブレス】って本当に使えるのか?
ニニアンの火力は低い。
基準値かつ【光のブレス+】装備時で37、攻撃↑で41。
【雷のブレス+】を継承した場合、ここから攻撃が2下がるので、35と39。どうあがいても40を下回る。【獅子奮迅】をつければ攻撃↑に限っては42となるが、遠距離攻撃に42で反撃しても倒せるとは思えない。【相性激化】であれば赤魔を反撃で仕留めることはできるだろう。
【雷のブレス】を継承することで反撃で削ることはできる、しかし反撃で倒しきるのは難しい。奥義カウントが+1されるのも見過ごせない。
また、魔法を反撃で倒しきれなかった結果【救援の行路】でだれかが飛んできて事故死、なんて経験をしたことがある人も多いだろう。
【雷のブレス】を継承しようと考えている人はその点を理解しておく必要がある。
遠距離反撃自体はやっぱり強いし、低い攻撃はバフや聖印で補えばいいという考えもある。結局はパーティ次第だとは思う。
ただ、何も考えず継承して「……ニニアン微妙だな」となる人がいると悲しい。そうした人が減るように少しだけ【雷のブレス】に言及してみた。
いずれにせよ、個体値や自分の戦闘スタイルに合わせて考えるのが大切だ。
自分でスキル構成パーティ構成を考えるのは楽しいし、それがうまくはまった時は本当に気持ちいい。
なんだか長い記事になってしまったが、みんなもぜひ自分の軍にあったニニアンを見つけてもらいたい。